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コピーライター養成講座〔基礎講座/宣伝会議〕を受講して得たもの&良かったこと!

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コピーライター養成講座〔基礎講座〕で得たもの

毎週土曜日、2時間×2コマ。受講料162,800円+申込金10,000円(自分史上最大の自己投資!)半年間の受講を終え、劇的にコピーライティングの技術が向上した!というような実感は、残念ながら私の場合ありませんでした。

ただ、受講前よりも「コピーライター」という職業が身近に感じられ、世の中、コピーライターとして生きてる人ってこんなにいるんだ、しかも『ザ・クリエイティブ』な人だけじゃなくて、良い意味で「普通」の人も案外多いんだ、ということを知ることができました。

人見知りなもので、友達という友達はできなかったものの、それでも、ここでは「コピーライターになりたい!」と公言しても、受け入れてもらえるという安心感がありました。教室の外だと、「何夢追いかけてんの?」みたいなこと言われそうやし。(被害妄想)

半年間を通じて、「コピーの技術が向上した」というよりは、「コピーライターを目指すという自分の気持ちに自信が持てた」という感じです。

コピーライターって結局どんな仕事?どうすればなれるの?

「コピーライターって結局どんな仕事?」「良いコピーと悪いコピーの違いって何?」これらについては、余計にわからなくなったというのが正直なところ。はっきりとひとつの正解があるわけではなくて、コピーライターによってそれぞれいろんな考えを持っている。明確な答えを求めるというよりは、コピーライターの仕事を通じて、自分なりの定義みたいなものを見出していく、そんなもののように感じました。

そして、コピーライターは広告業界の中でも花形で、社内で経験を積んで、異動のための試験を受けて、やっと肩書きを得ることができる職種である、ということも知りました。あるいは、人脈や行動力がずば抜けていて、努力努力の末にコピーライターとしての地位を掴み取った人。そのようなエピソードを聞いて、若干怖気づいてしまったのも事実です。

講座修了後、転職活動をはじめる

講座が終わり、数ヵ月後から転職活動を始めました。そもそも、未経験の募集自体が少なく、条件を選べるような状態ではありませんでしたが、妥協して選んでも後々しんどくなるだけだし、という思いで慎重に選びました。当時、小さな事務所の事務員として在職中ではありましたが、かなりストレスフルな状態で、早く逃げ出したい思いがあったので、それが行動力の源だったかなあと思います。

求人情報を探す際、宣伝会議グループの【マスメディアン】は、広告・Web・マスコミに特化した求人サイトですが、未経験のコピーライターの募集がなかったので、一般向けの転職サイト【エン転職】や【マイナビ転職】を中心にチェックしていました。

一番のメリットは『ポートフォリオ(作品集)』ができたこと!

ライティングの技術面では、まだまだ語ることのできない状態でしたが、養成講座の課題が、そのままポートフォリオ(作品集)として提出できたのは大きかったと思います。選考時にポートフォリオの提出が必要な会社だと、職務歴がなくても、講座での経験で補えることがあるし、そもそもポートフォリオの提出が求められていない場合は、他の求職者よりも本気度が伝わります。

今私が勤めている会社もそうでした。珍しく経験問わずの条件で、ポートフォリオの提出も必要なかったのですが、1次面接で履歴書と一緒にポートフォリオを渡しました。すると、思った以上の食いつきで、その後、2次面接、内定といった流れで進むことができました。

ポートフォリオがなければ、その場でコピーを書いてもらうという試験課題があったそうで、そういった即時性というか、「その場で書け」形式はかなり苦手なので、事前にポートフォリオを用意できたのは、かなり助けになりました。

また、面接時に講座のことをいろいろ聞かれたのですが、17万円という決して安くはない金額を投資して講座に通ったこと自体が、コピーライターに対する本気度を伝えてくれたようです。

コピーライターになった今

コピーライターは公的な資格がなく、肩書きを名乗れば誰でもなれてしまう職業です。だからこそ、経験と実力がものをいう世界。こうすればうまくやっていけるという、はっきりとした道筋がない分、コピーライターを目指すこと自体に不安を覚える方も多いと思います。

私自身、なんとか肩書きを得た今も、ちゃんとコピーライターになれてるのかなと、自信を持てなくなることがあります。でもとりあえず、やるしかないんです。こういったモヤモヤは、第一線で活躍されているコピーライターの方も通ってきた道だから。そんな背景も、講座で学べたことのひとつだと思います。

これからコピーライターを目指される皆さん、不安や迷いもあると思いますが、一緒に乗り越えて頑張っていきましょう!