おだやかに、スマートに。
― HSPの生き方模索 ―
ブログ・副業

0から1にするのが最も難しいというけれど【習慣化×挫折】

デスク

こんにちは、HSPエッセイストのこはくです。

こはく
こはく
何事も続きません。忘れた頃にまた始めたくなって、またやめちゃう。「今度こそ」が口癖です。

「最初」が最も難しい……?

【The first step is always the hardest.(最初の一歩はいつも最も難しい)】
こんな英語のことわざがある。

新しい物事に取り組むとき、何かの作業に取り掛かるとき、「やり始めが一番エネルギーがいる」とか「エンジンさえかかれば、あとはスムーズに動く」といったように、ゼロからイチの状態にするのが最も大変だという考えをよく耳にする。

例えば、新しい仕事を始めるとき、最初はやり方を覚えたり、顧客の情報を頭に入れたり、なかなかスムーズには進まない。
けれど、慣れてくれば、作業のスピードも上がり、ミスも減り、成果も出やすくなる。

もっと身近な例でいうと、皿洗いがとてつもなく面倒なとき、わたしは「とりあえずコップだけ洗おう」と流しの前に立つ。
(ギトギトのフライパンと違って洗いやすいし、シンクを占める割合が大きい分、少ない労力で比較的大きな達成感を得られるからだ。)
が、いざ始めてみると、皿も箸もフライパンも全部洗えちゃった、というケースがよくある。

このように、仕事や家事など日常的な場面でも、「やり始めのハードルが最も高い」と感じることは多い

〔0.5〕からのスタート ―挫折からの再挑戦―

しかし、わたしの実感として、〔0〕からのスタートよりも、〔0.5〕、すなわち「やりかけ」の状態から再スタートするときのほうが、より多くのエネルギーが必要だと感じている

例えば、趣味。まっさらな状態から、新しく趣味を始める場合、見るもの全てが新しく、好奇心に溢れ、エネルギーは意図せずとも湧いてくる(ことが多い)。
道具を揃えるのも楽しい。最初はうまくいかなくても、その工程さえ楽しかったりする。何かしらのスキルや習慣を身につけた自分を想像して、にやにやしたりもする。

〔0〕からのスタートは、確かに多くのエネルギーが必要だ。けれど、そのエネルギーは好奇心から自然と湧いてきたり、達成感がまた新しいエネルギーになったりする

一方、〔0.5〕から始める場合、すなわち、一度(またはそれ以上)挫折したことをもう一度始めるとき、中途半端に手をつけた未完成の状態から再スタートすることになる。

飽きてしまった趣味、三日坊主のままやらなくなった習慣、過去に諦めた目標……そこに新しさというワクワクはない。それどころか、「前は続かなかった」という負の実績がついて回る
半年も間が空くと、「これはどういう意図でこのようにしたのか」といったこともさっぱり忘れている。

〔0〕からのスタートよりも、ハードルが高いように感じないだろうか。

例えば、放置ブログの再開

そして、このブログがまさにそう。(小声)

ドメインやらサーバーやら、訳が分からないながらも、「ブログ書きたい!」の一心でなんとか開設。時間は掛かったけれど、〔0→1〕はできたんです。それなりに楽しんで。

けれど、10記事ほど書いたところで、だんだん熱が冷めてきて、気づけば3年近く放置。自分の中で「ブログ」=「続かない」という公式ができあがっていた

今度こそ頑張るぞと、恐るおそる編集ページを開くも、プロフィールも過去記事も、今読み返すとしっくりこない。
できれば、今のわたしが「良い」と思える内容に書き直してから公開したい。けれど、そこの整備から始めると、肝心の記事を書くところまで辿りつかない。(弱々の意思力)

だから、もういっそのこと、散らかったままで記事投稿を再開することに決めた。

正直、かなり恥ずかしい。完璧主義(ほんとはやめたい)のわたしにとってはかなりの屈辱だ。けれど、その恥ずかしさが原動力となって、よりよいブログづくりにいそしむことを期待している。

〔0.5〕からのスタートには、膨大なエネルギーに加え、負のイメージや恥ずかしさに屈しない心構えが必要みたいだ。

― おわり ―

こはく
こはく
メンタリストDaiGoさんの著書。
「挫折をしない」と意気込むよりも、「挫折を前もって計画する」ほうが、実は近道だったりするようです。