おだやかに、スマートに。
― HSPの生き方模索 ―
こころ・カラダ

【HSP】脱サラ後の意外な変化。ありがたみは平日より休日に実感する。

リラックス

脱サラすれば、平日の朝起きなくていいし、夜更かししてもいい。日中も自分の好きなように過ごせる!

―― そんなふうに思っていました。が、12月末に退職した私は、まず年末年始休みを迎えました。「脱サラの実感が湧いてくるのは、年が明けて三が日が終わってからかな」そう思っていましたが、実はそうでもなかった。

私の場合、平日に仕事のストレスがあることは、(悲しくも)慣れてしまっていたのですが、休日や仕事外の時間に、仕事のことが原因で鬱々することが、より大きなストレスとなっていたようです。

その一例を挙げてみました。勤務時間(9時~12時/13時~19時頃)以外も、仕事に備えて時間を費やしたり、仕事のことを考えている場面が多いことに気づかされます。

朝(起床~通勤)

・目覚ましの音で起きる(理想:朝日と鳥のさえずり)
・二度寝により大遅刻してしまったトラウマから、時間差でアラームを5つ設定
・朝ごはんに凝る余裕もなく、いつも食パン(理想:たまには和食orモーニング)
・帰宅後は力尽きてしまうため、結果的に朝シャン
・化粧は朝の余った時間で行う。基本余らないため、3~5分程。
・駅まで早歩き。たまに全力疾走。明日こそは早めに出ようと毎朝思う。
・おそらく定員オーバーであろう、ぎゅうぎゅうの通勤電車。
・車内では、朝礼時にうろたえないよう、スマホでニュースのチェック

昼(お昼休み)

・上司と一緒になろうもんなら、全く気が休まらない。
・昼寝するにも気を遣う。
・お客さんからの連絡にお昼休みはない。

夜(退勤~帰宅後)

・夜ごはんに凝る気力もなく、ほぼコンビニ飯。たまに出前。
・夜には予定を入れない。いつ帰れるか分からないし、疲れ切っていることが予想されるから。
・帰宅後の時間を楽しむ気力が残っていない。食べて、寝る、のみ。
・考え事をしだすと基本ネガティブな方向へ。そして寝られなくなる。眠いのに。
・夜中に腹痛で起きた時(よくある)、睡眠時間が削られていくことに焦燥感を覚える。

休日(土日祝・年末年始)

・休みに入る前日の夜が最も幸せ。いざ休日が始まると、休み明けの不安がちらつく。
・平日に溜まった疲れのため、精力的に活動する気にはなれず、だらだら過ごしてしまう。
・日曜日は次の日からに備えて、あまり予定を入れたくない。
・旅行に行くなら、帰宅後もう一日休みが必要。(楽しさに関わらず、消耗しきってしまう)

「消耗」に備える、HSPの休日

特にHSPの場合、自分を消耗する一番の要因は「仕事」であると実感されている方も多いはず。私の場合、常に「体力を温存しておかなければ」という感覚がありました。サラリーマン時代は特に、「会社に行って仕事をしなければならない」という大きなタスクが毎日課せられているようで、そのため休みの日は、消耗しきった体と心を休め、次の一週間に備える時間でしかありませんでした。

それが、会社を辞めた今、「もし消耗しきったら、その時に休めばいい」という心の余裕があるため、多少無理をしてでも、自分のしたいことをするという感覚ができつつあります。

また、「自分のしたいこと」を「したいとき」に「したい分だけ」できるので、活動時間のわりに消耗している感覚がなく、思ったほど休む時間がなくても大丈夫なことも多くあります。

脱サラし、フリーランスとなった今、「24時間まるまる、自分のために使えている」という感覚があります。こうして、ブログを書いている時間も、自分の意志でやっているという感覚がありますし、大切な人と過ごす時間も100%心から楽しめている感覚があります。

ちなみに、朝起きる必要がなくても、やっぱり夜寝て朝起きる方が体調がいいんですよね。気分的にも。サラリーマン時代と同じ時間に起きても、「自分が起きたいから、今起きた」と思えるだけで、朝の気持ちよさが全然違いますよ。